源泉数と湧出量ともに日本一の別府八湯のなかで、最も湯けむりを上げる鉄輪温泉地区。「山荘 神和苑」は、そんな温泉風情の漂う町並みと別府湾を見渡す高台に、鶴見岳を背にして佇みます。趣のある茅葺き屋根の門をくぐり、石畳を歩くと、いにしえの雅な世界に舞い込んだような感覚になります。
　「山荘 神和苑」は、日本伝統の「能楽堂」や「茅葺の茶室」を苑内に設け、庭園には小さな滝が流れる2つの池と、有形指定文化財の史跡や石塔を有しています。さらに2つの自家源泉をもち、加水・加温は一切行わない源泉かけ流しの湯を全客室で堪能できるとあり、温泉通がこぞって訪れる湯宿です。苑内最上級の「離れ特別室」は、伝統と格式を感じる和の趣を継承しながら、洋の機能性を加えた造り。最大8名まで宿泊できる広々とした空間には、和室とリビング、寝室、そして岩の露天風呂と檜の内風呂、ミストサウナを設けています。さらには夏期のみ利用できるプールをデッキテラスに備えており、客室に居ながらにして温泉と冷たいプールを楽しめる贅沢なお部屋です。
　古くから人々の傷を癒す湯治場として重宝された名湯に身を委ね、かつての湯治客のようにゆったりと羽を休めて。夏の空へと舞い上がる湯けむりを眺めながら、癒しのひとときをお過ごしください。