“片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず…”。これは、松尾芭蕉『おくのほそ道』の冒頭にある一節。ちぎれ雲が風に誘われてゆくように、流浪の旅をしたいという内容です。「月ヶ瀬温泉 雲風々」の屋号はこの一節に由来します。ふと旅に出たくなったとき、宿を訪れ、自然と笑みがこぼれるようなひとときを過ごしていただきたいという想いが込められています。
　伊豆半島の中央に位置する中伊豆は、天城山から流れる美しい水と、美味しい空気が魅力のエリア。「月ヶ瀬温泉 雲風々」は狩野川沿いの自然豊かなロケーションに佇む和モダンリゾートです。敷地内に3つの自家源泉を所有し、豊かな湯量と良泉質を誇ります。すべての客室に露天風呂を備え、源泉を無調整かけ流しで堪能できるのが醍醐味。リバービューのお部屋「流清」は、洗練と温もりが調和する和室と、セミダブルベッドを2つ配した寝室、そして露天風呂とテラスを備えた和洋室。川沿いの壁一面に設けられた窓に広がる自然美が、まるで天然のキャンパスのように部屋を彩っています。窓際のソファに深く腰かけ、清流のせせらぎに耳を澄ませば、いつしか日々の疲れも癒されていきます。
　いつでもここに在る、安らぎの場所。自家源泉と和ごころに浸る、かけがえのない時間。初夏の心地よい風に誘われて、どうぞふらりとお越しください。