冬の澄んだ空気が鮮明に映し出すのは、瀬戸内海に浮かぶ宮島。「庭園の宿 石亭」はその対岸、なだらかな斜面の高台に佇みます。宿の中心に在るのは、約1,500坪の回遊式庭園。池には錦鯉が優雅に泳ぎ、目の前には海と宮島、背後には山々の稜線。どこを向いても美景が広がり、穏やかな静けさと深い安らぎに包まれます。
庭園を囲む12の部屋は、すべて趣の異なる離れ形式。そのなかでも隠れ家というにふさわしい「四阿 安庵」は、数寄屋離れの背後に隠れるように造られた二階建て離れ。風格を感じさせる外観とは裏腹に、一歩入るとどこか懐かしい和の空間が広がります。1階の露天風呂で湯けむりを上げるのは、かけ流しの宮浜温泉。扉がフルオープンになるので、10畳のお部屋と一つになった空間でお喋りしながら入浴や足湯を楽しむのも一興です。2階リビングの窓は瀬戸の海と空に大きく開かれ、窓側のソファは宮島の絶景を眺める特等席。丸い格子窓のある小さな書斎も心地よく、じっくりと言葉を紡ぎながら旅の葉書や日記にしたためたくなります。
まるで別荘のような二階建て離れのプライベート感。ここでは誰に気兼ねすることもなく、語らい、浸かり、くつろげます。早朝、きりっとした空気のなかに、神が宿る宮島のシルエットが浮かび上がります。その厳かな景色を眺めながらゆっくりと淹れたての珈琲をどうぞ。
※画像はイメージです。
穴子を追求して一世紀。語り尽くせないほど穴子へのこだわりを持つ石亭が、自信を持って炊きあげる「穴子の釜炊きご飯」。ふんわりとした穴子の食感と香ばしいおこげをお楽しみください。