
東京以北最大の繁華街、すすきの。ビジネス客や観光客で賑わうこの地にありながら、魚にうるさい道民も足繁く通う寿司屋があります。すすきの駅から歩くこと数分にある「すし 金羊蹄」。駅前の喧騒を忘れさせる落ち着いた佇まいのお店です。
店主は北海道で道産食材に親しんで育ち、鮮魚店でも研鑽を積んだという魚一筋の寿司職人。魚を知り尽くした目利きにより、北海道の新鮮な魚介類を中心に、その時季に獲れる全国各地の旬のものを仕入れています。「旬のおまかせ握り鮨」はその醍醐味を存分に味わえる盛り合わせ。その時季一番の魚介を吟味し丁寧な仕事を施したネタに、羊蹄山の湧水で炊き上げ特製の赤酢を効かせたシャリを握ります。
7月に旬を迎えるのは、稚内のウニ。利尻昆布を食べて育ったウニは濃厚で甘く、とろけるような食感。九州地方の風味豊かな海苔で包んだ軍艦寿司として味わえます。人気のネタはマグロ。夏のマグロはほどよく脂が乗り、身はしっとり。繊維を断ち切るように隠し包丁を入れ、さっと煮切り醬油を付けて供されます。
口に入れた瞬間にほどけるシャリ、食べ時を見極めたネタ。素材本来の味が際立つようにブレンド塩や羅臼昆布醬油などを使い分け、白身魚には柚子やすだちをすりおろして香り付けするなど、一貫ごとが料理一皿のような完成度。道民が一目をおくのも納得の一軒です。

▲金羊蹄おすすめのコース料理。にぎり、刺身、焼き、煮付けなど旬の魚介類を活かした本格和食を味わえます。

▲檜のカウンター席を中心に、テーブル席や最大20名がご利用いただける個室もご用意しています。
北海道で生まれ育ち、鮮魚店からキャリアをスタート。道産食材を豊富に扱うなかで、「素材の魅力を引き出した料理を届けたい」という思いを抱き、飲食の道へと進む。「食材・料理・空間・心配り、すべてにこだわりを持ってご提供します」。