イタリアで2番目に三つ星を与えられた名店「ANTICA OSTERIA DEL PONTE」のシェフとして、世界に名を馳せるエツィオ・サンティン氏。その類いまれな独創性と熱い探究心から生み出される料理を日本で味わえるのが、「最初で最後の支店」とされる東京店。駅直結の丸の内ビルディング最上階で、美食の世界が繰り広げられます。
サンティン氏の味を受け継ぐ東京店の総料理長、ステファノ氏がこの秋楽しませてくれる一品が、「マジョラム風味の完熟トマトソースのスパゲッティ」。トマトソースにペペロンチーノとニンニクの風味を付け、マジョラムの香りでインパクトをプラス。仕上げに栗のハチミツを上から垂らし、マグロのカラスミをアクセントに添えた贅沢なスパゲッティです。
シェフからシェフへ受け継がれてきた「交響する五味五感」。多種多様な食材を使いながら、ひとつとして突出することなく調和の取れた味わい。そんな味の交響曲のような綿密に計算されたクリエイションに、シェフの真摯さが伝わってきます。
ヴェネツィアをルーツとする、クラシックなイタリアンと新しい感覚のイタリアンを学んだステファノ氏。イタリアやフランスの名店で修業後、「ANTICA OSTERIA DEL PONTE」ミラノ本店で研鑽を積み、東京店の総料理長に就任。日本の食材への探究心も強く、時間をみつけては全国各地を訪れ知識を高めています。
▲東京駅直結の丸の内ビルディング最上階。地上180メートルのパノラマが珠玉の皿に華を添えます。
▲イタリアから取り寄せた食材をできる限り使い、現地の味を再現しています。