肉を喰らう。そんな表現がしっくりとくる、迫力のあるTボーンステーキ。白い皿を覆う堂々たる厚切り肉が芳ばしい香りを纏わせテーブルに運ばれます。ここは、六本木一丁目駅直結のビルにある「RUBY JACK'S Steakhouse & Bar」。ガラス張りの洗練された空間に、シェフたちが躍動するオープンキッチンが際立ちます。
ミートロッカーに並ぶのは、自家製の熟成肉や国産和牛。そのなかでも看板メニューとなっているのが、“オーストラリア クイーンズランド産 ジョンディー 穀物飼育ブラックアンガスビーフ”。シェフが自らファームを訪れ、理想的な環境で飼育されていることを確認した高品質のアンガス牛です。さまざまな部位のなかで人気があるのが「自家製ドライエイジ T-ボーン」(画像は800グラム)。しっとりジューシーなサーロインと、旨みたっぷりで柔らかいフィレの両方を楽しめる、肉好きにはたまらない贅沢な一皿です。
表面はチャーコールグリルでこんがりと焼かれ、中は美しいミディアムレア。ひと切れ噛むと、繊維がほぐれるような程よい弾力を感じます。驚くべきは、その先の柔らかさとジューシーな旨み。ワイルドな見た目とは裏腹に、熟成肉ならではの奥深く繊細な旨みが溢れ出します。しつこさはなく、“肉を食べた”という満足感だけをしっかりと残すのです。
▲青山の人気グリルレストラン「TWO ROOMS グリル | バー」が手がける正統派ステーキハウス。
▲ロブスター、生牡蠣、自家製スモークサーモン、カウアイ島産の海老を氷の上に贅沢に盛り合わせたプラッター。
オーストラリア・シドニー出身。ハイアットをはじめ、世界の一流ホテルやレストランで要職を務めた経験を活かし、洗練されたサービスと上質なホスピタリティを提供。料理はシンプルであるべきだという信条のもと、素材の持ち味を活かし、それぞれのフレーバーを大切にしながら、異なる食感や香りを楽しむことで感性を刺激する料理をお届けします。