「機能的に、かつワインを楽しむために最高のグラスを選ぶなら、オーストリアのリーデル社製のものである。偉大なワインを味わう時の、このグラスの素晴らしさは計り知れない。リーデルグラスが他のものと如何に異なるかは、どんな言葉を使っても、語り尽くせない。」これは、世界で最も影響力があると云われるワイン評論家、ロバート・パーカー氏がワイン評価誌に綴った言葉です。
世界中のワイン愛好家や生産者からこよなく愛されるワイングラスブランド「リーデル」。その歴史は260年以上を誇り、11代にわたってその高い技術力を受け継いできました。ある日、9代目当主が同じワインを異なるグラスで飲むと香りや味わいがまったく違うことに気が付きます。この発見から、世界で初めてブドウ品種に合ったグラス形状の追求が始まります。品種の個性である果実味、酸味、タンニン、アルコール。この要素をバランスよくコントロールする形状を科学的に解き明かし、ワイングラスに新たな価値を吹き込んだのです。
グラス形状の開発におけるリーデルの比類なきこだわりが、ワイン生産者とのワークショップ。形状を製図版の上で考えるのではなく、実際に生産者とともに納得のいくまでテイスティングを繰り返していきます。ワインがどのように口の中に入っていくか、舌の上をどのように流れていくか。香り、味わい、バランス、そして後味を感覚へと移しかえる機能をもった、“ワインの個性を引き出すグラス”を見つけ出していきます。リーデルが世界的なワイングラスの名門であるのは、長い歴史のなかで培われた技術と最先端テクノロジーを駆使しているだけでなく、ワインの個性や造り手の想いを一番に考えたテイスティングによるものなのです。グラスはワインにとっての最良の友。この深い関係を知るリーデルが、ワインを嗜む人に最高のよろこびを与えてくれます。
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2000年のリーデル・ジャパン入社から、日本人初のリーデル・グラス・エデュケイターとして、グラスとワインの深いつながりと機能を多くのファンに伝える庄司氏。
「ワインの造り手のフィロソフィーを理解するには、 正しく味わうグラスが必要、というグラス・エデュケイションはまさに革新的。
自分が人生で培ってきた演劇やソムリエのツールをもって、リーデルの哲学を広めたい」。